honkoma Journal / チーム・創業

野球を失って、AIで起業した。僕が「誰よりもAIを使う会社」をつくる理由

野球を諦めた経験から起業へ進み、顧客の現場でAI活用を磨いてきたhonkoma代表・林拓海。創業の原点と、学生中心のチームで人とAIの仕事を組み直す会社づくりへの思いを紹介します。

仕事場の林拓海と「野球を失って、AIで起業した。」の文字

僕の仕事場では、複数のターミナルが同時に動いています。ClaudeなどのAIがそれぞれ別の仕事を進め、僕はAIから質問が来たときに答える。少し大げさに聞こえるかもしれませんが、これが株式会社honkomaの日常です。

僕は、最初からAI一筋だったわけではありません。10歳から続けてきた野球を諦めたことが、起業を考えるきっかけでした。事業づくりに挑み、失敗し、顧客の現場に入る中で、ようやく自分たちがつくるべき会社の姿が見えてきました。

この記事では、僕がなぜ起業したのか、honkomaがどんなチームなのか、そして、これからどんな人と一緒に働きたいのかをお話しします。

10歳から続けた野球を失い、「今から勝てる場所」を探した

僕は10歳から野球を続け、大学では東京大学の硬式野球部に所属していました。ところが大学4年生のとき、この先も野球で勝負し続けるのは難しいと感じる瞬間が来ました。

仕事場で、野球を離れた後に起業を考えた経緯を話す林拓海
野球を離れ、「今から勝てる場所」として事業づくりを考えた。

それまで自分の中心にあったものが、突然なくなる。「今までやってきたことは何だったんだろう」と、アイデンティティが揺らぎました。

そこで考えたのが、「今から自分が勝てる場所はどこだろう」ということです。勉強だけでは、自分より優秀な人がいくらでもいる。一方で、事業づくりはさまざまな力を組み合わせて戦う世界です。そこなら自分にも可能性があるかもしれない。今思えばかなり甘い期待でしたが、それが起業の出発点になりました。

AIとともに過ごした、大学4年間

起業したいという思いが先にあり、そのための時間をどうつくるかを考える中で、AIを使い始めました。入学当初のAIは、まだ実用には遠いものでした。それが4年間で急速に進化し、卒業する頃には、資料の理解やレポート作成を支える存在になっていました。

僕にとって大学生活は、AIの進化をすぐそばで見続けた4年間でもあります。AIがあったから時間の使い方を変えられ、事業に向き合う余白をつくれた。この原体験が、今の働き方につながっています。

つくっては失敗し、顧客の現場からやり直した

起業してから、すぐにうまくいったわけではありません。いくつものプロダクトをつくっては失敗し、企業が本当に何に困っているのかさえ分からなくなった時期もありました。

転機は、自分たちの考えだけでプロダクトをつくるのをやめ、顧客の現場に入ったことでした。業務を実際に見て、「ここにAIを使えば売上を伸ばせる」「この作業はコストを下げられる」と提案し、実装まで行う。複数の企業に向き合うと、共通する課題が見えるようになりました。

現在は、そこで得た知見をもとにプロダクトづくりにも取り組んでいます。自分たちで事業をつくり、そこで磨いたAI活用の知見を企業にも提供する。この循環を強みにしたいと考えています。

学生が主役になれる、小さくて速いチーム

honkomaは、僕と共同創業者の中島、そして8人ほどのインターンで動いています。創業者以外は学生が中心です。エンジニアとして力を伸ばしたい人、AI領域で何かを成し遂げたい人が集まっています。

学生インターンを中心とするhonkomaのチームについて話す林拓海
創業者と学生インターンが、事業の中心に近い場所で一緒に動く。

人数が少ないからこそ、一人ひとりが事業の中心に近いところで動けます。完成した仕組みを渡されるのではなく、AIをどう使えば仕事そのものを変えられるかを一緒に考え、試し、形にしていく環境です。

「誰よりもAIを使う会社」をつくる

AIは、誰にでも同じ成果を出してくれる魔法ではありません。使い方を知り、仕事の設計そのものを変えられる人と、そうでない人の差はこれから大きくなると考えています。

誰よりもAIを使う会社を目指す思いを話す林拓海
自社の事業をつくりながら、AIを前提に仕事を再設計する。

だからhonkomaは、自分たちの事業をつくりながら、誰よりもAIを使う会社を目指します。目の前の業務を少し効率化するだけではなく、人とAIの役割を組み直し、少人数でも大きな価値を生み出せる組織をつくりたいのです。

複数のAIエージェントが並行して動く仕事用モニター
複数のAIエージェントが並行して作業を進める、実際の仕事場。

実際、僕の画面では複数のAIエージェントが並行して仕事をしています。音声入力も使い、キーボードを打つ時間さえ減らしています。新しいツールを紹介することが目的ではありません。AIを前提にすれば、仕事をどこまで再設計できるのかを、日々の実務で試しています。

今できることより、AIと一緒に伸びたい人へ

今は、以前のように一つのプロダクトをつくるのに必ず1年かかる時代ではありません。AIを使えば、自分の力を何倍にも拡張して挑戦できます。

AIとともに課題を解く働き方について話す林拓海
実際の仕事を通じて、AIの使い方と事業づくりを学んでいく。

もちろん、最初から一人ですべてできる必要はありません。AIの使い方や事業のつくり方を、実際の仕事を通じて身につければいい。僕たちも完成された会社ではなく、試行錯誤の途中にいます。だからこそ、変化を面白がり、自分で手を動かしながら学べる人にとって、大きく成長できる場所だと思っています。仕事内容や募集職種は、honkomaの採用情報で紹介しています。

野球を失ったところから始まった僕の挑戦は、まだ途中です。AIと一緒に新しい仕事の形をつくり、今まで解けなかった課題を解いていく。その過程に参加してみたいと思った方は、まず一度、気軽に話しに来てください。

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